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α-アルミナ粉末のさまざまな分野への応用


投稿日時: 2022年10月11日

α-アルミナ粉末-1

アルファアルミナは、安定した化学的性質、耐腐食性、高硬度、優れた絶縁性、高融点、高靭性を備えており、さまざまな分野で使用されています。

セラミックスにおけるα-アルミナ粉末の応用
微結晶アルミナセラミックスは、均一で緻密な構造とナノまたはサブミクロンの粒径を有する新しいタイプのセラミック材料です。高い機械的強度、耐摩耗性、耐腐食性、耐酸化性、調整可能な膨張係数、優れた熱安定性などの利点を備えています。その主な特徴は、主結晶が小さいことです。したがって、微結晶アルミナセラミックスの製造における最も重要な技術条件は、主結晶が小さく、焼結活性の高いα-Al2O3粉末を調製することです。このα-Al2O3粉末は、比較的低い焼結温度で緻密なセラミック体を形成することができます。

耐火材料におけるα-アルミナ粉末の応用
α-Al2O3粉末は、用途によって耐火材料の種類が異なり、粉末に対する要求も異なります。例えば、耐火材料の緻密化を加速させたい場合、ナノアルミナが最適です。成形耐火物を製造したい場合は、粗粒で収縮率が小さく、変形抵抗が強いα-Al2O3粉末が必要です。薄片状または板状の結晶子の方が適しています。しかし、非晶質耐火物の場合、α-Al2O3は良好な流動性と高い焼結活性が求められ、粒度分布には最大の嵩密度が求められ、細粒の結晶子の方が適しています。

研磨材へのα-アルミナ粉末の応用
研磨用途によって必要な材料は異なります。粗研磨用および中研磨用の製品は、強い切削力と高い硬度が求められるため、微細構造と結晶が粗いことが求められます。一方、精研磨用のα-アルミナ粉末は、研磨後の製品の表面粗さが低く、光沢が高いことが求められます。そのため、α-Al2O3の一次結晶が小さいほど良いとされています。

充填材へのα-アルミナ粉末の応用
充填材において、有機物との良好な結合を確保し、システムの粘度への影響を低減するために、α-Al2O3に対する最も基本的な要件は、十分な流動性、特に球状であることです。球状度が高いほど、表面積が広くなるためです。エネルギーが小さいほど、球状の表面流動性は向上します。次に、結晶が完全に発達し、化学純度が高く、真比重が高いα-Al2O3粉末は、熱伝導性が高く、絶縁材料や熱伝導材料に使用した場合の効果が向上します。

コンデンサ用コランダム材料におけるα-アルミナ粉末の応用
産業界では、純粋なα-アルミナ粉末を高温電気炉で焼結して人工コランダム(溶融コランダムとも呼ばれる)を製造することがよくあります。この材料は、高硬度、明瞭なエッジとコーナー、そして好ましくは球形に近い微細構造という特徴を備えています。高速研削加工において、砥粒は強い切削力を発揮し、砥粒が破損しにくいため、耐用年数が向上します。

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